皮膚外科(手術・皮膚生検)
皮膚外科(手術・皮膚生検)

皮膚外科は、皮膚科医が皮膚病理学をふくむ専門的知識をもって、手術などの外科的な治療を行う分野です。
「これ、ほくろ?それとも何かの病気?」「しこりが大きくなってきたので心配」「できものを切除したいけれど、どこに相談すればいいのか分からない」といったお悩みがある方は、まずはお気軽にご相談ください。
良性・悪性の見極めのため、視診、触診、ダーモスコピー検査を行います。悪性が疑われる場合は皮膚生検を行い、病理の結果とともに専門医療機関と連携することができます。当初から悪性が強く疑われる場合には、皮膚生検を行わずに画像検査の依頼を含めて専門医療機関へご紹介させていただく場合もあります。
粉瘤で炎症が起きている場合は、切開・排膿処置やくり抜き法による手術を行うこともあります。脂肪腫につきましては大きさ等にもよりますが、画像検査や入院手術の必要があり専門医療機関受診をお勧めする場合もあります。母斑(ほくろ)については良性・悪性の見極めをしっかり行ったうえで治療を行います。
創部の状態に応じてデブリドメント、軟膏処置を行います。植皮や皮弁などの大きな手術、局所陰圧閉鎖療法が必要な場合は専門医療機関をご紹介いたします。
軽症で範囲のせまい熱傷を中心に初期治療から創部の経過管理も含めて丁寧に対応します。重症度が高いものに関しては全身的な管理を含めて当初から専門医療機関をお勧めする場合があります。
当院では、局所麻酔による日帰りの小手術に対応しています。
手術が必要な場合は、事前に状態を確認し、患者さまのご希望や全身状態に応じて治療方法をご提案します。
大きな手術や入院が必要と判断される場合には、専門の医療機関をご紹介いたします。
診察
診察でお聞きするポイント
手術日の決定
日帰り手術は基本的に、月曜日~金曜日に行っております。炎症を伴う粉瘤の切開やくり抜き法はできるだけ当日に行います。
手術
手術開始予定時刻の5分前にはお越しください。手術時間は内容にもよりますが、局所麻酔も含めて30分程度です。当日の状況によりご案内が遅れたり、お待たせすることもございます。前後に血圧測定やご説明の時間もあるため、時間に余裕をもってお越しください。
経過観察(再診)
出血のリスクによっては止血確認のために翌日の再診のご予約をお願いいたします。抜糸、病理結果説明の日程については手術当日にご説明いたします。傷跡に感染が疑われる症状などがあれば、お早めにお越し下さい。
当院では、初診時の診察で患者さまのお悩みやご希望を丁寧に伺い、必要な検査や治療法を明確にご説明いたします。ご希望があれば、保険診療だけでなく自由診療の選択肢や費用の目安もあわせてご案内しますので、ご不明な点はどうぞ遠慮なくおたずねください。
長年あるほくろが少しずつ盛り上がってきたり、色が薄くなることはよくみられます。急に大きさや色調が変化した場合は、悪性の可能性もございますので一度診察をおすすめします。ダーモスコピー検査や病理検査のご案内が可能です。
粉瘤(アテローム)は皮膚の下に袋状の構造ができる良性腫瘍で、炎症がつよくなると痛みや腫れを伴い、中身の粥状物が出てくることがあります。お早めにご来院ください。
手術の規模や部位によって必要な通院回数は異なります。できるだけご都合に合わせたスケジュールをご提案しますので、診察時にお気軽にご相談ください。
当院の皮膚外科では、皮膚科の知識をもとに外科的処置に対応しています。判断が難しい場合も、まずは診察を受けていただければ、適切な治療法や他科との連携についてもご案内できます。
「これが何か分からないけれど気になる」「取った方がいいのか知りたい」など、皮膚に関するお悩みがあれば、まずは皮膚科・皮膚外科にご相談ください。
診察のうえ、必要に応じて検査・手術のご案内をいたします。まずはお気軽にご相談ください。
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