2026年8月13日

こんにちは!幕張たまご皮ふ科スタッフです。
暑くなってくると、子どもの首や背中、お腹、ひじ、膝の裏などに「赤いポツポツ」が増えてきませんか?
「汗をかいたからかな?」と思って様子を見ていたら、夜中にかゆがって掻きむしっている。
そんな時に考えられるのが、あせも(汗疹)です。
今回は、子どもに多い「あせも」の原因や種類、家庭でできる対策、皮膚科での治療についてご紹介します。
子どもはなぜ「あせも」になりやすいの?

あせもは、汗を出す管が汗や皮脂などによって詰まり、汗が皮膚の中に溜まることで起こります。
子どもは体が小さい一方で、体表面積あたりの汗腺の密度が大人より高く、汗をたくさんかきやすいのが特徴です。
さらに、暑い日でも元気に走り回ったり、遊びに夢中になったりするため、気づかないうちに汗びっしょりになっていることも。
特に、首まわり、背中、おなか、わき、おむつの中、ひじやひざの曲がる部分など、汗がたまりやすく蒸れやすい場所は、あせもができやすい部位です。
「赤いあせも」と「白いあせも」はどう違う?

あせもにはいくつか種類がありますが、子どもでよくみられるのが「紅色汗疹」と「水晶様汗疹」です。
🔴赤いポツポツ・かゆみがある「紅色汗疹」
一般的に「あせも」と聞いてイメージするのはこちらです。
赤い小さなブツブツができ、強いかゆみを伴うことがあります。かゆくて掻いてしまうと、皮膚に傷ができてしまいます。
さらに、傷ついた皮膚に細菌が感染すると、とびひ(伝染性膿痂疹)につながることも。「たかがあせも」と思わず、かゆみが強いときは早めに治療することが大切です。
◯白っぽく小さなブツブツができる「水晶様汗疹」
皮膚の表面近くに汗がたまってできるタイプで、透明〜白っぽい小さな水ぶくれのように見えることがあります。
こちらは、赤いあせもと比べてかゆみが少なく、自然に改善することも多いタイプです。
あせもを防ぐために!今日からできる4つの対策
① 暑い日はエアコンを上手に使う
エアコンで上手に室温や湿度を調整して、汗をかきすぎない環境をつくることもあせも予防になります。
② 汗をかいたら、こまめに着替える
汗で湿った服を長時間着たままにすると、皮膚が蒸れてあせもができやすくなります。
汗をたくさんかいたら、できるだけ早めに着替えましょう。
通気性のよい、汗を吸いやすい衣類を選ぶのもおすすめです。
③ 汗をかいたらシャワーで流す
汗をかいた後は、できればシャワーなどで汗を洗い流して皮膚を清潔に保ちましょう。
ただし、ゴシゴシこすり洗いする必要はありません。
やさしく洗って、清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取ることがポイントです。
④ お風呂上がりは保湿も忘れずに
「夏は保湿は必要ない」と思われる方もいらっしゃいますが、皮膚のバリア機能を保つためには夏場も保湿は大切です。ベタつきが気になる場合は、ローションタイプのサラッとしたテクスチャーの保湿剤でもOKです。
赤みやかゆみが強いときは皮膚科へ!
あせもは、汗をかかないようにしたり、皮膚を清潔に保ったりすることで改善することもあります。
しかし、赤みが強い、かゆみが強く、夜中にかきむしっている、何日も改善しない、掻き壊してジュクジュクしている、水ぶくれや黄色いかさぶたができているという場合は、単純なあせもではなく、湿疹やとびひなどを合併している可能性があります。
皮膚科では、症状に応じて炎症を抑える塗り薬(ステロイド外用薬など)や、かゆみを抑えるお薬を使用します。
特に、夜眠れないほどかゆがっている場合は、早めに受診して、かゆみを抑えてあげることが大切です。
「ただのあせもかな?」と思ったら早めのケアを
子どものあせもは、夏になるととても身近な皮膚トラブルです。
汗をかかないように環境を整えたり、汗をかいたら着替えたり、シャワーで汗を流したりすることで予防につながります。一方で、かゆみが強いあせもを放置して掻き壊してしまうと、とびひにつながることもあります。
「夜中に何度も掻いている」「赤みがどんどん広がっている」など、気になる症状があれば、早めに皮膚科へご相談ください。
暑い夏も、子どもの肌を健やかに保って、元気に過ごしましょう!